姉が食育アドバイザーの資格をとろうと思った理由

姉が食育アドバイザーの資格をとろうと思った理由

姉は、四ヶ月に及ぶ勉強の末、無事に食育アドバイザーの資格を取得することに成功しました。

姉は、普段はクールに振る舞っています。

お笑い番組を見ても鼻で笑う程度で、感情をあまり表にださないのです。

そんな姉が、食育アドバイザーの試験に合格したときは、本当に嬉しそうに笑ったのです。

それは、受験に成功したときや、保育士になれたときなど、片手で数えられるほどしか見たことのない笑顔でした。

どうして、こんなにも喜んでいるのか。

そりゃ、資格をとれば嬉しいのはわかりますが……。

そこまで喜ぶことなのかな、と疑問に思ったのです。

そこでわたしは、こっそりと母に尋ねてみました。

すると、姉が喜んでいた理由がわかりました。

それは、職場での出来事です。

子どもから、食べ物についての素朴な質問をされたとき、姉は答えることができませんでした。

しかし、すぐに近くにいた同僚が、すらすらと答えたのです。

以後、子どもたちはその同僚にばかり質問するようになり、姉とは少し距離ができてしまったのだとか。

それが、姉にとってはとてもショックだったみたいです。

その事がきっかけで、姉は食について真剣に考えるようになったのです。

姉、食育アドバイザーの資格を取得後

保育士の姉は、それまで食についての知識に疎く、子どもたちの質問に満足に答えることができませんでした。

結果として、子どもたちと距離ができてしまう始末。

それを改善するため、姉は食育アドバイザーの資格を取得しました。

結果として、食に関する幅広い知識を得た姉は、子どもたち、そしてその親たちにも、適切なアドバイスを行えるようになりました。

資格取得後は、子どもたちの質問にも適確に答えられ、また親たちから頼られることもあったそうです。

食育アドバイザーとなったことで、姉は職場において、それまで以上に活躍できるようになったのです。

そしてそれは、姉にとって大きな自信となったようで、日々活力に満ちた生活を送っているようです。

たかが食。

されど食。

食育アドバイザーについて

そのことに関する知識を得、また資格をとることで、こんなにも生活が変わるのかと、わたしは驚いたものです。

母もまた、姉の変化についてとても喜んでいました。

「これで花嫁修業にも興味を持ってくれればいいんだけど」と、目を細めながら言ったのが印象的です。